2018年7月期ドラマ

探偵が早すぎるドラマと原作は千曲川と一華のキャラが違いすぎる?

tantei haya - 探偵が早すぎるドラマと原作は千曲川と一華のキャラが違いすぎる?

木曜深夜ドラマ「探偵が早すぎる」、1回目からかっ飛ばし、2回目もブッ飛んでました。

このお話は、起こるはずの事件を起こる前に解決してしまう、という前代未聞の探偵が登場します。

つまり、事件は起こりません!

解決が早すぎるのです!

ミステリー好きならいったいなにごと?と、気になってしまいます。

1話、2話ともテンポよく楽しめました。

しかし、様々なところから同じような声が聞こえました。

・原作ファンには違和感が多い

・キャラクターが不満

などなど…

今回は原作との違いの中でも千曲川と一華のキャラ変更について調べてみました。

主役とヒロインが違いすぎる?

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さてこの「探偵が早すぎる」ですが、原作は井上真偽の小説です。

小説を先に読んでいると、ココが違う!と確かに声を上げたくなるでしょう。

特に目にした意見は大きく2つありました。

・千曲川のキャラクターがまったく違う。

・一華の性格が違う。

確かに、この2つの点は原作に寄せていこうという意図は見えません。

原作の千曲川のキャラは大変複雑で、性同一性障害であり、同性愛者でもあるのです。なんだか難しくなりました。

原作の千曲川光の特徴を簡単にあげていきます。

・千曲川の性別は男。心は女。恋愛対象も女。

・大変気むずかしくコミュニケーション能力が欠けている

・見てくれは限りなくユニセックスであり、女性にも男性にも見える

滝藤賢一さんの千曲川光を女性と間違えるのはほぼほぼ不可能ですから、原作に思い入れのある方々がガッカリするのは無理のないことです。

しかし、原作の千曲川が相当に特殊であることは確かです。

誰が演じたとしても、そのイメージを捕らえるのは難しいのでは……?

おまけに原作では、千曲川がその姿を現すのはとてもとても遅いのです。

前半部分で一華は、未然防がれたために事件が起こりそうだったことすら知らずにいます。

こういう状態であれば、思い切った改変に踏み出したのも頷けます。

そして、まるで原作の対局にあるような、舞台でシェイクスピアでも暗唱しそうな千曲川ができあがったのではないでしょうか。

そして、ドラマ版の一華は千曲川との絡みが多いです。

・原作では女子高生。

・まじめなおっとりタイプ。

・気が弱く、純真無垢な少女。

はい、確かにドラマの一華とは違います!

180度違いますね!

これは千曲川との関係上、彼の個性に消えてしまわないようにキャラ付けされたのでしょう。

この主軸の2人が正反対の位置にいるため、ドラマの空気もだいぶ変わり、原作のファンの中には不満を持つ方がいるのもわかります。

そんなわけで、少しネジの外れた(失礼)ドラマ版のキャラをおさらいしておきます。

圧倒的な存在感の千曲川光(滝藤賢一)

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探偵ですがお金はないです。

登場した瞬間から圧倒的な存在感と、なにか飛び出してる感が半端ない、目の離せない強烈な人物です。

〝神のものは神に、カエサルのものはカエサルに〟

千曲川の口癖で、新約聖書のマタイ伝の一説です。

カッコつけてますが、千曲川のものは今現在依頼を受けている一華の護衛の報酬のみ、のようです(支払いはまだ)。

事件を未然に防ぐため、全員を集めて「さて」と推理を披露できない、ちょっと可哀想な探偵です(その分、犯人の前で長々と解説しますが)。

女子高生でない十川一華(広瀬アリス)

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大学に通う21才。

勝ち気で飾り気のない美人さんです。

母十川純華(新山千春)と幼い頃に死別していますが、暗さは感じさせない明るい性格です。

母を亡くした後、施設にいたところを橋田政子(水野美紀)に引き取られます。

ある日父親大陀羅瑛(玉置孝匡)が飛行機事故で亡くなり、5兆円引き継ぐことになります。

おかげで、父の兄弟大陀羅家から大勢の刺客を放たれ、命を狙われる羽目になって踏んだり蹴ったり。

ドラマのカギを握る家政婦?橋田政子(水野美紀)

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一華を引き取り、徹底した礼儀作法を学ばせ続ける家政婦風の謎多き女性。

家政婦はどんなドラマでも最強であるのが定番ですが、このドラマでも外すことはないようです。

一華と二人、慎ましい(貧乏)生活を続けながら、まるで社交界に出すかのようにマナーを叩き込んでいます。

実は橋田は一華の実の父大陀羅瑛の元秘書であり、瑛と純華の娘である一華を託されていました。

いずれ来るであろう5兆円の相続を踏まえた上での、一華への教育でありました。

そして、同時にはじまる遺産争奪戦において、一華が危険な目に遭うことも想定に入れていち早く千曲川に依頼をしています。

この橋田も一筋縄ではいかない人物です。

なにかあるのかも……?

大陀羅家の人々、そして総出で一華の命を狙う人々

原作では、それはもう大勢の大陀羅さんが出て参ります。

ドラマ版では幸いにして片手で数えられる程度にまとまってくれました。

大陀羅朱鳥(片平なぎさ)

大陀羅家長女。

火曜サスペンスの女王は、このドラマでも大陀羅家の女帝として君臨しています。

一華に大陀羅家の遺産が渡ってしまうことを阻止するために手段は選びません。本当に選びません。

大陀羅亜謄蛇(神保悟志)

大陀羅家の長男で朱鳥の弟。

姉の朱鳥とは仲がいいわけではありませんが、一華を抹殺する、という目的においては一致しています。

大陀羅麻百合(結城モエ)

朱鳥の娘。

やはり5兆円のために一華を殺すために頑張ります。

母親譲りの性格なのか、殺人計画を練るのも大変楽しそうでした。怖いですね。

大陀羅壬流古(桐山漣)

朱鳥の息子で麻百合の兄。

ドラマでは1番手で一華抹殺を試みましたが、千曲川の前に計画は未然に防がれてしまいました。

この先ドラマで、まだ大陀羅家の関係者が増えるかもしれませんが、とりあえずこの4人がメインです。

一華を巡る人々

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一華の大学の友人たち、一華が思いを寄せる城之内翼(佐藤寛太)などチョコチョコといろんなキャラクターが囲んでいますが、だからといってスルーしない方がいいかもしれません。

このドラマでは、後ろを通っただけの通行人でも犯行を行う可能性があります。

大陀羅家はほとんどの場合自分の手は汚しません。

なので、一華に近づける人間は誰でもコマにします。そして、自分は高みの見物というわけです。

ドラマ版「探偵が早すぎる」を楽しむためには?

遠藤賢一さんの千曲川も、広瀬アリスさんの一華も、原作には沿っていないかもしれませんが大変パワフルで強烈な印象を持っています。

この2人が話を華やかにしているのも事実です。

そして、この濃いキャラクターの間で、主要人物の中で原作との違いがもっとも少ない橋田が、まったく負けていないのは素晴らしいです。

原作のファンは映像としての演出は演出として楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。

そして、ドラマから入った場合は、これを足がかりに原作を読むことをおすすめします!

まとめ

ドラマ「探偵が早すぎる」の原作との違いについて調べてみましたが、次のことがわかりました。

原作ファンには違和感が多く、キャラクターが不満という声がある

千曲川のキャラは原作で性同一性障害であり、同性愛者でもある

気難しい性格で外見はユニセックスであり、女性にも男性にも見える

・一華は原作では女子高生で、まじめなおっとりタイプの気が弱く、純真無垢な少女

・主役とヒロインの大幅な変更によりドラマの雰囲気が大きく変わっている

・ほかの登場人物は原作に近い

・原作とドラマの違いを楽しんで見る方がおすすめ

「事件を未然に防ぐ探偵」という希な設定は映像も小説も変わりません。

この先千曲川が、事件なき事件解決するのを注目してください!